※本記事にはプロモーションが含まれます
今日の授業は「子どものお金教育、何から始めるか」です! 「お金の話をしたほうがいいのは分かっているけれど、何から手をつければいいか分からない」という声は多いものです。今回は、実際に子育て中の経営者や投資家たちが「家庭でどうお金を伝えているか」を語った1冊『お金に強い子どもの育て方』を紹介します。
2022年4月からは、高校の家庭科でも資産形成(しさんけいせい)の授業が必修(ひっしゅう)になりました。学校でお金を習う時代になったからこそ、家庭でも早いうちから自然にお金の話ができる下地を作っておきたいところです。とはいえ、いきなり「投資の話をしよう」と身構える必要はありません。
この本は子どもが読む本ではなく、親が読んで参考にする本です。まずは家庭でできる入り口を3つに整理してから、本の中身を見ていきましょう。
家庭でできるマネー教育、3つの入り口

どれか1つを選ぶ必要はありません。家庭の状況や子どもの年齢に合わせて、組み合わせて使えます。
| 入り口 | やること | 向いている家庭 |
|---|---|---|
| お小遣い制を整える | 渡し方(定額制か報酬制か)や金額を家族で話し合う | まず仕組みから始めたい |
| 家族会議で話す | 家計や進路にかかるお金を、隠さず共有する | お金を「見える化」したい |
| 実体験を作る | お手伝いの対価やフリマなど、稼ぐ経験をさせる | 座学より体験で学ばせたい |
ここだけ押さえておけば大丈夫です。「うちは何から始めよう」と迷ったときの3つの選択肢だと考えてください。次の章で紹介する本には、この3つそれぞれの具体例が実践者の声として載っています。
この本ってどんな本?
『お金に強い子どもの育て方』は、日経マネー編集部がまとめたインタビュー集です。経営やクリエイティブ、投資の分野で活躍する12人に、家庭でのお金の伝え方を聞いた内容がまとめられています。タレントのパックンさんやクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんなど、メディアでもおなじみの顔ぶれも登場します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 編者 | 日経マネー編集部 |
| 出版社 | 日経BP |
| 発売日 | 2019年12月21日 |
| 税込価格 | 1,540円 |
| 形式 | 実践者12人へのインタビュー形式 |
参考:日経BOOKプラス『お金に強い子どもの育て方』(ISBN 9784296104956・2026年8月時点の掲載情報)
章立ての中心になっているのは、次のようなテーマです。
| テーマ | 内容の一例 |
|---|---|
| お金の価値観(かちかん) | 「無駄遣いはダメ、でもケチもダメ」という基準をどう伝えるか |
| 稼ぐ力を育てる | お手伝いやものづくりを通じて、子どもが自分で稼ぐ機会をどう作るか |
| お小遣いの渡し方 | 定額制か、お手伝いへの報酬制か、家庭ごとの工夫 |
| 家族でお金を話す | 旅行や買い物の予算を子ども自身に任せてみた家庭の工夫 |
特定の正解を押しつける本ではなく、「うちの家庭ならどれが合いそうか」を探すヒント集として読めるのが特徴です。意外に思うかもしれませんが、12人それぞれのやり方はかなり違います。ケチにならない範囲でどう節約を教えるか、稼ぐ経験をどう作るかなど、答えが1つに決まらないテーマだからこそ、複数の実例を読み比べる意味があります。
親としてどう使う?
おすすめの使い方は、まず親だけで1〜2話分を読んでみることです。全部を一気に読み切る必要はありません。気になった実践例だけ拾い読みしても十分参考になります。
読んで「これは真似できそう」と思った工夫があれば、そのままではなく家庭の状況に合わせて調整するのがコツです。たとえば、お小遣いを報酬制にする例が出てきても、年齢や性格によっては定額制のほうが合う子もいます。あわてなくて大丈夫です。1つ試してうまくいかなければ、別の入り口に切り替えればよいのです。
家族会議で話す場合は、いきなり家計全体を見せるより、「今月の食費」「今度の旅行の予算」など、範囲を絞ったテーマから始めると子どもも参加しやすくなります。数字を見せることが目的ではなく、お金について家族で話せる空気を作ることが目的だと考えると、ハードルが下がります。
子ども自身に読ませたい場合は、当ブログで紹介している児童向けの本(下の「あわせて読みたい」参照)と組み合わせるとよいでしょう。親がこの本で方針を決め、子どもには子ども向けの本で学んでもらう、という役割分担ができます。
むずかしいことばのコーナー
- 価値観(かちかん)=物事をどう考え、何を大事にするかという基準のこと
- 報酬制(ほうしゅうせい)=お手伝いなど、やったことに対してお金を渡す仕組みのこと
- 実践者(じっせんしゃ)=実際にやってみて、経験を積んでいる人のこと
あわせて読みたい
家庭の方針づくりで迷わないために、12人の実例を読み比べる
→ 「お金に強い子どもの育て方」を見てみる
今日のまとめ
- 家庭のマネー教育は「お小遣い」「家族会議」「実体験」の3つの入り口から選べる
- 『お金に強い子どもの育て方』は、12人の実践者の生きた事例を親が読める1冊
- 全部を真似るのではなく、家庭に合いそうな工夫を1つずつ試すのがコツ
今日の授業はここまで! 次回もお楽しみに。
よくある質問
Q. 何歳の子どもの親向けの本ですか?
A. 子どもの年齢を問わず、家庭でのお金の伝え方に悩む親向けの本です。未就学児から中高生まで、幅広い年代の事例が載っています。
Q. 子どもに直接読ませてもいいですか?
A. 大人向けの文章量・内容のため、まずは親が読んで方針を決めるのに向いています。子ども自身に読ませたい場合は、児童向けの本を別に選ぶとよいでしょう。
Q. どんな人が登場しますか?
A. 経営やクリエイティブ、投資の分野で活躍する12人が、家庭でのお金の伝え方をそれぞれの視点で語っています。
何から話せばいいか迷う人向けの、実践者12人の生きた事例集
→ 「お金に強い子どもの育て方」を見てみる


