今日の授業は「消費税(しょうひぜい)」です! お買い物のとき、レシートに「税」と書かれた金額を見たことはありませんか? なぜお店で払うお金が増えるのか、3つのステップでやさしく学びましょう。
ステップ1:なぜ買い物のときにお金が増えるの?

100円のジュースを買うと、レジでは110円になります。この差の10円が「消費税(しょうひぜい)」です。
消費税は、ものやサービスを買ったときにかかる税金(ぜいきん)です。今の日本では、ほとんどのものが10%の税率です。
ただし食品や飲み物(お酒とレストランの食事は除く)は8%と、少し低めになっています。これを「軽減税率(けいげんぜいりつ)=税率を軽くする仕組み」といいます。
むずかしく感じるかもしれませんが、レジで払う金額に自動で足されるので、計算を自分でする必要はありません。あわてなくて大丈夫です。
| 買うもの | 税率 | 100円のものを買うと |
|---|---|---|
| スーパーの食品・飲み物(お酒以外) | 8% | 108円 |
| レストランでの食事・お酒 | 10% | 110円 |
| おもちゃ・文房具・服など | 10% | 110円 |
参考:財務省「消費税・地方消費税」(2026-08-15確認)
コンビニでお弁当を「持ち帰り」で買うと8%ですが、「イートイン(お店の中)」で食べると10%になることもあります。同じお弁当でも、食べる場所で税率が変わる、ちょっと不思議なルールです。
ステップ2:集めた税金は何に使われるの?
お店が受け取った消費税は、いったんお店が預かり、あとで国や都道府県・市区町村に納めます。
集まったお金は、学校や道路、病院、みんなが年をとってから受け取る年金(ねんきん)など、暮らしを支えるために使われます。
たとえば、みんなが通う小学校の校舎の修理費も、こうした税金でまかなわれています。自分では意識しなくても、税金は身近なところで役立っているのです。
ここ、意外に思うかもしれません。消費税は子どもも大人も、買い物をするたびに少しずつ払っています。つまり、みんなも社会を支える一員なのです。
おまけ:消費税はどう変わってきたの?
消費税は1989年(平成元年)に3%で始まりました。そこから、次のように少しずつ上がってきています。
| 年 | 標準の税率 | 食品などの税率 |
|---|---|---|
| 1989年 | 3% | ―(区別なし) |
| 1997年 | 5% | ―(区別なし) |
| 2014年 | 8% | ―(区別なし) |
| 2019年 | 10% | 8%(軽減税率のはじまり) |
参考:財務省「消費税・地方消費税」(2026-08-15確認)
こうして並べてみると、消費税はずっと上がる方向で変わってきたことがわかります。だからこそ、次にお話しする「下げる方針」はめずらしい出来事なのです。
ステップ3:税率が変わると何が変わるの?
実は2026年8月5日、政府が食べ物にかかる消費税を今より安くする方針を決めました。
2027年4月から2年間、食べ物の消費税を今の8%から1%に下げる予定です。まだ法律にはなっておらず、秋の国会で話し合われます。
1%は残りますが、その分は中くらいまでの収入の家庭を中心にお金を配る(現金給付)ことで、食べ物の税負担を実質ゼロに近づける狙いです。期間は2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間で、そのあとは8%に戻す前提になっています。決まったのは「基本方針」で、細かいルールはこれから決まります。
税率が下がると、レシートに書かれる税額が変わります。夏休みのお買い物のときに、レシートの数字を家族と見比べてみるのも面白い自由研究になりますよ。
この話は難しい政治の議論に見えるかもしれませんが、ここで大事なのは「税率は国会での話し合いで変わることがある」という仕組みそのものです。
むずかしいことばのコーナー
- 消費税(しょうひぜい)=ものを買ったときにかかる税金
- 軽減税率(けいげんぜいりつ)=一部のものだけ税率を低くする仕組み
- 税率(ぜいりつ)=税金の割合
- 給付(きゅうふ)=国や自治体がお金を配ること
- 国会(こっかい)=法律を話し合って決める場所
よくある質問
Q. 消費税を払わなくていい人はいますか?
A. いいえ、子どもも大人も、日本でものやサービスを買えば同じように消費税を払います。お小遣いで買い物をするときも同じです。
Q. 消費税はいつからあるの?
A. 消費税は1989年に3%で始まりました。その後、少しずつ引き上げられて、今の10%(食品などは8%)になっています。
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参考:財務省「消費税・地方消費税」/日本経済新聞「食品消費税27年4月から1%、政府が午後決定へ」(2026年8月5日)(2026-08-15確認)
今日のまとめ
- 消費税はものを買ったときにかかる税金で、今は標準10%・食品などは8%
- 集めた税金は学校や道路、年金など暮らしを支えるために使われる
- 2027年4月から2年間、食品の消費税が1%へ下がる方針が決まったが、法律はまだこれから
今日の授業はここまで! 次回もお楽しみに。


