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今日の授業は「普通預金の金利」です!2026年8月3日から、3メガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)の普通預金金利が0.3%から0.4%に上がりました。三菱UFJ銀行にとっては、合併前の旧行時代である1992年8月以来、およそ34年ぶりの高さです。「0.4%」と聞いてもピンとこないかもしれません。今日は100万円を1年あずけたら利息がいくらになるのか、実際の数字で見ていきましょう。
普通預金の金利は誰が決めているの?

普通預金の金利は各銀行が自由に決めていますが、動くきっかけの多くは日本銀行(日銀)の金融政策です。日銀が政策金利を上げると、銀行がお金を集める・貸し出すときの金利全体が押し上げられ、普通預金の金利も連動しやすくなります。今回の0.4%への改定も、日銀の金融政策決定会合の結果と市場金利の上昇を受けたものだと三菱UFJ銀行は説明しています。日銀の利上げが暮らしにどう響くかは、以前の授業でも扱いました。あわてて動く必要はありませんが、預金金利にも波及していることは知っておいて損はありません。
100万円・300万円あずけたら利息はいくら?
ここが今日の本題です。普通預金の金利0.4%(税引前・年率)で1年間あずけた場合の利息を計算してみましょう。利息には20.315%の税金(所得税・復興特別所得税・住民税)がかかるので、実際に受け取れるのは税引後の金額です。
| 預入額 | 利息(税引前・年間) | 利息(税引後・手取り) |
|---|---|---|
| 100万円 | 4,000円 | 3,187円 |
| 300万円 | 12,000円 | 9,562円 |
| 500万円 | 20,000円 | 15,937円 |
参考:税引後は税引前×0.79685(源泉分離課税20.315%控除後)で試算。三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」(2026年6月16日発表)にもとづく
0.3%だったころと比べると、100万円で年1,000円ほど利息が増えた計算です。「増えた」と言われても、正直そこまで大きな金額ではありません。ここは冷静に見ておきたいところです。
それでも「34年ぶりの水準」という言葉には、少し重みがあります。1992年から2026年までの間、日本は長く低い金利の時代が続きました。普通預金の金利が0.001%や0.02%だった時期を知っている人にとっては、0.4%でも「ずいぶん変わった」と感じる数字です。一方で、物の値段(物価)が金利以上のペースで上がっていれば、預けたお金の実質的な価値はむしろ目減りすることもあります。金利が上がったこと自体を喜ぶより、「物価と比べてどうか」まで見る視点を持っておくと安心です。
定期預金や国債と比べるとどうなの?
普通預金はいつでも引き出せる分、金利はあまり高くありません。同じお金でも、しばらく使わないと決まっているなら、定期預金や個人向け国債のほうが利息は大きくなります。

| あずけ先 | 金利(税引前・年率) | 特徴 |
|---|---|---|
| 普通預金 | 0.40% | いつでも引き出せる |
| 定期預金(1年) | 0.50% | 満期までは基本的に引き出さない |
| 個人向け国債(変動10年) | 1.87% | 国にお金を貸す形。半年ごとに金利を見直し。1年経過後は中途換金も可能 |
参考:三菱UFJ銀行「円定期預金金利の改定について」(2026年7月31日発表)、財務省「個人向け国債の発行条件等」(2026年8月5日発表・変動10年第197回債)
個人向け国債の1.87%は、初回の利子に適用される利率です。半年ごとに見直されるので、この利率がずっと続くわけではありません。また国債は元本保証がありますが、途中で解約すると調整額が引かれる仕組みもあるので、あずける前に「いつまで使わないお金か」を考えておくと選びやすくなります。
たとえば、こう考えてみよう
たとえば、お財布代わりに使う生活費や、急な出費に備えるお金は、普通預金に置いておくのが安心です。金利は低くても、いつでも引き出せる安心感には代えられません。一方で、数年は使う予定のないお金なら、定期預金や個人向け国債に振り分けることで、同じ金額でももらえる利息が変わってきます。「全部を1つの財布に入れない」というのが、金利が上がってきた今だからこそ意識したい考え方です。
お財布を分けるといっても、難しい手続きはいりません。普段づかいの口座はそのままに、しばらく使わないと決めたお金だけを定期預金の窓口やアプリで移すだけです。金額の目安に迷ったら、まずは「半年〜1年は使わない自信があるお金はどれか」を家計の中で洗い出してみるところから始めると、無理なく進められます。
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よくある質問
Q. 普通預金の金利は、これからも上がりますか?
A. 今後の日銀の金融政策や市場の動き次第で変わる可能性があります。確実な予想はできないので、各銀行の公式サイトで最新の金利を確認するのが安心です。
Q. どの銀行に預けても金利は0.4%ですか?
A. いいえ。今回の改定は3メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の話で、ネット銀行など他の銀行では金利や適用条件が異なります。あずける前に各行のサイトで確認しましょう。
Q. 利息の税金20.315%とは何ですか?
A. 所得税15.315%(復興特別所得税を含む)と住民税5%を合わせたもので、利息が支払われるときにあらかじめ差し引かれます(源泉分離課税)。
貯蓄の振り分け方、これで合っているのか気になったら
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貯蓄の振り分け方や金額は家庭ごとに事情が異なります。最終的な判断はご自身、または専門家にご相談のうえ決めてください。なお個人向け国債などの金融商品は、商品によっては元本割れのリスクがあります。
今日のまとめ
- 3メガバンクの普通預金金利は2026年8月3日から0.3%→0.4%に上がった
- 100万円を1年あずけた利息は税引後で約3,187円(税引前4,000円)
- すぐ使わないお金は定期預金や個人向け国債も選択肢になる


