※本記事にはプロモーションが含まれます
投資信託の一覧を開くと、似たような名前の商品がずらりと並んでいます。その中で最初の分かれ道になるのが、アクティブファンドとインデックスファンドという2つのタイプです。名前は近いのに、中身の考え方はけっこう違います。今日の授業は、この2つの違いと選び方について。違いが分かると、自分に合う1本を選びやすくなりますよ。
アクティブとインデックス、違いの早見表

細かい説明の前に、まず全体像をつかみましょう。
| 比較項目 | アクティブファンド | インデックスファンド |
|---|---|---|
| 運用の目標 | 指数(ベンチマーク)を上回ること | 指数に連動すること |
| 運用のしかた | 運用担当者が銘柄を厳選 | 指数の構成にあわせて機械的に組み入れ |
| 信託報酬の目安 | 1%前後になりやすい | 0.05〜0.1%程度のものもある |
| 値動きの傾向 | 指数より大きく動くこともある | 指数とほぼ同じ動き |
| 向いている人 | 特定のテーマや運用の腕に期待したい人 | コストを抑えて市場並みでよい人 |
アクティブファンドってどんな仕組み?
アクティブファンドは、運用のプロが「これから伸びそうな会社」「今は安く評価されすぎている会社」を独自に調べて選び、指数を上回る成績を目指すタイプです。分析には手間がかかるので、その分のコスト(信託報酬)はインデックスファンドより高めになりがちです。
たとえばアクティブファンドの一つ「ひふみプラス」の信託報酬は、純資産総額500億円までの部分が年率1.0780%(税込)です。残高が増えるほど段階的に下がる仕組みで、1,000億円を超える部分は年率0.8580%(税込)となっています(2026年9月時点)。ここだけ聞くと高く感じるかもしれませんが、運用がうまくいけば指数を上回るリターンが期待できる可能性がある、という側面とセットで見る必要があります。もちろん、狙いどおりにいかず指数を下回ることもあります。
インデックスファンドってどんな仕組み?
インデックスファンドは、日経平均やS&P500といった指数と同じような値動きを目指すタイプです。指数を構成する銘柄を、その比率のまま機械的に組み入れるだけなので、運用の手間が少なく、信託報酬を低く抑えやすいのが特徴です。低コストな商品では、信託報酬が0.1%を切るものもあります。「指数を超えよう」とはしない代わりに、コストの低さで長期のリターンを削らない、という考え方です。
たとえば、学級で「くじ引き係」と「予想の得意な子」がいたとします。くじ引き係(インデックスファンド)は決まった手順どおりに引くだけなので手間賃は安くすみます。予想の得意な子(アクティブファンド)は当たりそうな番号をよく調べて選んでくれますが、そのぶん謝礼(信託報酬)は高くなる、というイメージです。当たるかどうかは、くじ引き係でも予想係でも絶対の保証はありません。
アクティブかインデックスか、選び方3つの軸
ここだけ押さえておけば大丈夫です。難しく考えすぎなくて平気ですよ。
①コストをどこまで気にするか
長期で積み立てるほど、信託報酬の差は最終的な金額に響きます。どのくらい響くのか、単純な試算で見てみましょう。
| 信託報酬 | 1年あたりの手数料(残高100万円) | 20年後の金額(試算) |
|---|---|---|
| 0.1% | 約1,000円 | 約260万円 |
| 1.0% | 約10,000円 | 約219万円 |
| 差 | 約9,000円 | 約41万円 |
※試算の前提:100万円を一括で置き、信託報酬を引く前の年利回りを5%と仮定した単純計算(税金・売買にかかる費用は考慮せず)。実際の成績は商品や相場によって変わります。
コストを最優先するならインデックスファンドが選びやすい候補です。
②市場平均で満足できるか、上回りたいか
「市場並みの値動きで十分」ならインデックスファンド、「特定のテーマや運用の工夫に期待したい」ならアクティブファンドという整理になります。
③運用実績や純資産総額を見る癖をつけられるか
アクティブファンドは同じ目標でもファンドごとに実績の差が大きいため、選んだあとも定期的にチェックする前提になります。ここが面倒だと感じるなら、コストと手間の少なさでインデックスファンドに寄せるのも一つの考え方です。
あわせて読みたい
よくある質問
Q. アクティブファンドは必ずインデックスファンドより成績がいいの?
いいえ、そうとは限りません。指数を上回ることを目指して運用されますが、結果として指数を下回る年もあります。信託報酬が高い分、上回れなかったときの差は大きく感じられます。
Q. 両方を組み合わせて持つこともできる?
できます。低コストなインデックスファンドを土台にしつつ、関心のあるテーマのアクティブファンドを一部加える、という持ち方をしている人もいます。どちらが正解というより、自分の目的とのバランスの問題です。
Q. 信託報酬以外に見ておくところはある?
純資産総額の推移と、過去の運用実績(できれば3〜5年以上の期間)です。ただし過去の実績は将来の成果を約束するものではない点は忘れないでください。
アクティブファンドの中身を実際に見てみたい方へ
投資信託で資産形成 ひふみ投信![]()
投資は元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身で行ってください。
参考:投資信託協会「投資信託なんでもQ&A 気になる100選」/ひふみプラス(レオス・キャピタルワークス)公式サイト/三菱UFJモルガン・スタンレー証券「アクティブファンドとインデックスファンドの違いとは?」(信託報酬は各運用会社が公表する2026年9月時点の値。今後の改定で変わることがあります)
今日のまとめ
- アクティブファンドは指数を上回ることを狙い、コストは高めになりやすい
- インデックスファンドは指数に連動し、低コストなものが多い
- コストを優先するか、運用の工夫に期待するかで選び方は変わる
今日の授業はここまで!次回もお楽しみに。


