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今日の授業は「ローソク足」です!投資のニュースやアプリを見ると、赤や青の棒がずらりと並んだグラフを目にすることがあります。あれが「ローソク足」です。実は日本生まれの仕組みだと知ると、見る目がちょっと変わるかもしれません。
ローソク足ってなに?

ローソク足とは、株価や為替の値動きを1日や1週間など決まった期間ごとに1本の棒(足)で表したグラフです。ろうそくのような形をしているので、この名前がついています。
1本のローソク足には、太い部分の「実体(じったい)=始値(はじめの値段)と終値(おわりの値段)の間」と、細い線の「ヒゲ=その期間中の一番高い値段と一番安い値段」の情報が詰まっています。難しそうに見えますが、覚えることは実体とヒゲの2つだけです。
実体が長いほど、その期間の値動きが大きかったことを表します。反対に実体が短ければ、値段はあまり動かなかった、ということです。ヒゲが長い場合は、一度大きく動いてから元の水準近くまで戻った、という値動きのドラマが隠れています。
| パーツ | 意味 | 読み取れること |
|---|---|---|
| 実体(太い部分) | 始値と終値の間 | 長いほど値動きが大きい |
| 上ヒゲ | 実体の上端〜期間中の最高値 | 長いと一度上がって押し戻された |
| 下ヒゲ | 実体の下端〜期間中の最安値 | 長いと一度下がって買い戻された |
陽線と陰線の見分け方
ローソク足には大きく分けて2種類あります。始値より終値が高くなった「陽線(ようせん)」と、始値より終値が低くなった「陰線(いんせん)」です。陽線は赤や白、陰線は青や黒で表されることが多く、パッと見て値上がりか値下がりかがわかるようになっています。
たとえば、朝一番の小テストの点数を「始値」、帰りの再テストの点数を「終値」だとします。点数が上がっていれば陽線、下がっていれば陰線、というイメージです。ここだけ押さえておけば大丈夫です。
| 種類 | 条件 | よくある色 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 陽線 | 終値>始値 | 赤・白 | 値上がりで終えた |
| 陰線 | 終値<始値 | 青・黒 | 値下がりで終えた |
色は証券会社やアプリによって設定が違うことがあるので、初めて使うアプリでは一度「陽線がどちらの色か」を確認しておくと安心です。ここは焦らず、最初に1回確認すれば済みます。
日足・週足・月足のちがい
投資アプリでは、ローソク足の期間を切り替えられることがほとんどです。1日分の値動きを1本にまとめたものを「日足(ひあし)」、1週間分なら「週足(しゅうあし)」、1カ月分なら「月足(つきあし)」と呼びます。
| 呼び方 | 1本の期間 | 向いている見方 |
|---|---|---|
| 日足 | 1日 | 直近の細かい値動きを追う |
| 週足 | 1週間 | 数カ月単位の流れをつかむ |
| 月足 | 1カ月 | 数年単位の大きなトレンドを見る |
短い期間の細かな値動きを見たいときは日足、長い目で見た大きな流れをつかみたいときは週足や月足、というように使い分けます。あわてて全部を覚えなくても大丈夫です。まずは日足から見る習慣をつけるだけで十分です。
代表的なローソク足の形
ローソク足は1本だけでも、その日の値動きのようすをある程度読み取れます。意外に思うかもしれませんが、形にはいくつか代表的なパターンがあります。
| 形の名前 | 特徴 | 読み取れる値動き |
|---|---|---|
| 大陽線 | 実体が長い陽線 | その期間、力強く値上がりした |
| 大陰線 | 実体が長い陰線 | その期間、大きく値下がりした |
| 十字線(同時線) | 実体がほぼ無く、始値と終値がほぼ同じ | 買いと売りが拮抗し、方向感が定まらなかった |
| 下ヒゲの長い陽線(たくり線) | 下ヒゲが実体より長い | 一度大きく下げたが、買い戻されて値を戻した |
これらの形は1本だけで将来の値動きを断定できるものではありません。前後のローソク足の並びや、他の指標とあわせて参考程度に見るのが基本です。この一言だけ覚えておけば十分です。
ローソク足は日本生まれ
ローソク足は、江戸時代の米商人・本間宗久(ほんまそうきゅう)が考え出したという説が広く知られています。ただし、この説には異論もあります。ローソク足を欧米に紹介した米国のテクニカルアナリスト、スティーブ・ニソン氏は、後年の著書で「本間がローソク足チャートそのものを使っていた可能性は低く、実際に生まれたのは明治時代(1800年代後半)ではないか」とも指摘しています。江戸時代の米相場の記録が、ろうそくに似た形の図表として発展していった、という点はどちらの説でも共通しています。
この日本生まれの仕組みは、1991年にニソン氏が出版した英語の著書「Japanese Candlestick Charting Techniques」によって欧米へ本格的に紹介されました。今では世界中の投資家が「Candlestick」という名前で使っています。日本国内では、この分析手法をまとめた酒田五法(さかたごほう)という体系も古くから知られています。
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よくある質問
Q. ローソク足は何色を覚えればいいですか?
A. まずは「終値が始値より高ければ陽線、低ければ陰線」という条件だけ覚えれば十分です。色(赤・青など)はアプリごとに設定が違うことがあるので、使うアプリで一度確認しておきましょう。
Q. 1本のローソク足だけで将来の値動きはわかりますか?
A. 1本だけで将来を断定することはできません。あくまで前後の並びや他の情報とあわせて、参考にする材料のひとつです。
Q. ローソク足(Candlestick)はいつから世界で使われていますか?
A. 江戸〜明治期の日本で発展した図表が、1991年にスティーブ・ニソン氏の英語の著書で欧米に紹介されたのがきっかけとされ、1990年代以降に世界へ広がりました。
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今日のまとめ
- ローソク足は始値・終値・高値・安値を1本の棒で表すグラフ
- 陽線は値上がり、陰線は値下がりのサイン
- 江戸〜明治期の日本生まれとされ、1990年代以降に世界へ広がった
今日の授業はここまで!次回もお楽しみに。


