SNS投資詐欺ってなに?手口と見分け方

お金の危険

今日の授業は「SNS投資詐欺(とうしさぎ)」です!最近、SNS(エスエヌエス=InstagramやX、LINEなど)をきっかけにお金をだまし取られる被害がさらに増えています。警察庁の発表によると、2026年上半期(1〜6月)のSNS型投資詐欺の被害額は797.9億円にものぼり、前年の同じ時期より444.9億円も増えました。認知件数も5,893件で、前年同期の2倍近くに膨らんでいます。だれにでも起こりうる身近な危険だからこそ、今日はその手口と見分け方を一緒に勉強しましょう。

SNS投資詐欺ってどんな手口?

SNS投資詐欺ってなに?手口と見分け方のイメージイラスト
イメージ(AI生成)

金融庁(きんゆうちょう=お金や投資のルールを決める国の役所)によると、多くのケースはこんな流れで進みます。あわてなくて大丈夫です。落ち着いて手口を知っておけば、いざというときに気づけます。

  • SNSのDM(ダイレクトメッセージ)やマッチングアプリで、知らない人から親しげに連絡が来る
  • 「株や暗号資産(あんごうしさん=ビットコインなどのデジタルのお金)で儲かる」と誘われ、LINEのグループに招待される
  • グループ内で「みんな儲かっている」ように見せかけられ、入金するよう仕向けられる
  • いざ出金しようとすると「手数料」「税金」名目でさらにお金を要求され、最後は連絡が取れなくなる

著名人になりすました偽の広告やアカウントを使うパターンも根強く残っています。公式サイトの写真を無断で使うので、見た目だけでは本物と区別がつきません。警察庁の最新まとめでは、最初のきっかけとして「バナー等広告」が最も多く、前年同期比で252.5%も増えています。SNSの投稿だけでなく、広告からの誘導にも注意が必要です。

「うちは関係ない」と思う人もいるかもしれません。ここ、迷いやすいところです。被害額でみると60代が最多ですが、20代から50代が被害額の約4割、認知件数では約6割を占めています。若い世代も油断できません。

特殊詐欺の手口別被害額(令和8年上半期・警察庁まとめ)
手口 被害額 前年同期比 既遂1件あたりの被害額
SNS型投資詐欺 797.9億円 +444.9億円 1,362.5万円
ニセ警察詐欺 507.9億円 +108.9億円 1,163.9万円
SNS型ロマンス詐欺 246.6億円 +6.3億円 984.1万円
特殊詐欺 合計 1,816.2億円 +618.8億円 840.0万円

出典:警察庁「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」(2026年7月31日公表)

見分け方と自分を守るポイント

金融庁は、次のことを確認するよう呼びかけています。ここだけ押さえておけば大丈夫です。

SNS投資詐欺を見分けるチェックポイント
場面 疑うべきサイン
最初の接触 知らない人からのDM・マッチングアプリ経由の投資の誘い
相手の肩書き 著名人・有名投資家をかたるが、公式アカウントか確認できない
広告の内容 SNS上のバナー広告から投資の話に誘導される
誘い文句 「絶対に儲かる」「今だけ特別」「元本保証」
業者の実態 金融庁の登録を受けているか確認できない
出金の場面 出金しようとすると「手数料」「税金」名目で追加の入金を求められる

たとえば、道で知らない人に「今日だけ、必ず10倍になる魔法の壺(つぼ)を買いませんか?」と声をかけられたら、みなさんは疑いますよね。SNSの投資詐欺も、画面の向こうにいるのが「知らない人」であることは同じです。仲良くなったからといって、お金の話には慎重になることが大切です。取引する業者が金融庁の登録を受けているかは、金融庁の公式サイトの登録業者検索で確認できます。

もしも「あやしいな」と思ったら

すでにお金を振り込んでしまった場合や、不安に思うやり取りがあった場合は、ひとりで抱え込まずすぐに相談しましょう。意外に思うかもしれませんが、「まだ被害が確定していない段階」の相談も受け付けています。

相談窓口一覧
窓口 連絡先 こんなときに
警察相談専用電話 #9110 詐欺かもしれないと感じたとき全般
金融庁 金融サービス利用者相談室 0570-016811 投資勧誘の内容そのものに疑問があるとき
消費者ホットライン 188 お金を振り込んでしまった後の相談
金融庁 SNS上の投資詐欺広告 情報受付窓口 金融庁公式サイトの専用フォーム 著名人になりすました広告を見つけたとき

「自分だけは大丈夫」と思い込まず、家族や周りの人にも早めに話すことが被害を広げないコツです。

参考:警察庁「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」(2026年7月31日公表)/金融庁「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口の設置等について」

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今日のまとめ

  • SNS型投資詐欺の被害額は797.9億円(令和8年上半期)、前年同期より444.9億円も増加
  • 「著名人のなりすまし」「SNS広告からの誘導」「LINEグループでの投資勧誘」が主な手口
  • 知らない人からの投資話はまず疑い、あやしいと感じたら#9110や金融庁の窓口へすぐ相談

今日の授業はここまで!次回もお楽しみに。

よくある質問

Q. SNS投資詐欺(エスエヌエスとうしさぎ)とはどんな詐欺ですか?
A. SNSのダイレクトメッセージや広告をきっかけに、著名人になりすました相手やLINEグループなどから投資を勧誘され、入金させられたあと連絡が取れなくなる詐欺です。令和8年上半期の被害額は797.9億円にのぼります。

Q. 投資の勧誘が詐欺かどうか、どこで確認できますか?
A. 取引しようとしている業者が金融庁の登録を受けているかを、金融庁の公式サイトの登録業者検索で確認できます。登録が確認できない業者との取引は避けましょう。

Q. もし詐欺かもしれないと思ったら、どこに相談すればよいですか?
A. 警察相談専用電話の#9110、金融庁の金融サービス利用者相談室、すでに振り込んでしまった場合は消費者ホットラインの188に相談できます。ひとりで抱え込まず早めに相談することが大切です。